木曽三川の輪中地帯を海を目指してコミュニティーバスで縦断 [バス]
昨年の夏に、木曽三川(揖斐川、長良川、木曽川)の合流部を3県に渡って西から東へ横断しました(そのときの記事)。
三川が接近するこの地帯は歴史的に水害に悩まされ、輪中と呼ばれる堤防で囲まれるなど治水対策に苦労したことなど、学校の地理の時間に習った覚えがあります。
今回はこの輪中地帯を北から南へバスで縦断してみました。
大垣駅を出発地とし、南下して伊勢湾を目指します。
このルートも路線バスの運行があまりなく、大部分がコミュニティーバスの乗り継ぎとなり、そのうち木曽三川公園付近で2kmほど徒歩になりました。
まずは大垣駅から岐阜羽島駅までは名阪近鉄バスで。
途中、揖斐川と長良川を渡ります。
岐阜羽島駅からは海津市コミュニティーバスに乗ります。海津市を南北に縦断する結構長い距離を走る路線で、コミュニティーバスには珍しく大型車を使用し、土日も運行されています。利用客も結構いました。
再び長良川を渡って、揖斐川との間に挟まれた海津市内(旧平田町)に入ります。
昔の輪中の堤防跡のような遺構がありました。
輪中地帯の田園風景の中を、旧平田町、旧海津町の集落を結びながら走ります。
バスは揖斐川を渡って養老鉄道の石津駅へ向かうので、途中の海津温泉で乗り継ぎのため下車します。
温泉に入るほどの待ち時間はなかったので、付近にある「アクアワールド水郷パークセンター」という公園で時間をつぶしました。住宅のような建物が並んでおり、地元の人の展示会場として使われていました。
海津市の南部を走る小型のバスに乗り継ぎます。
象徴的なタワーが見えたらまもなく木曽三川公園に到着です。
ここから桑名市旧長島町まで2km強ほど徒歩です。桑名市側のコミュニティーバスの本数が少ないので出発時刻までに余裕がなく、公園内でゆっくり食事できなかったのが少し残念です。
徒歩で3回目の長良川を渡り、愛知県愛西市(旧立田村)に入ります。
今回は木曽川を渡らずに南に向かい、愛知県の飛び地のような輪中集落内を歩きます。
三重県桑名市(旧長島町)に入ってすぐ、コミュニティーバスの松の木集会所のバス停があります。
木曽三川公園の売店で買ったサンドイッチを食べて堤防から川を眺めていたら、間もなく小型のバスが来たので乗車します。なお、このルートは日曜日には運行されません。
輪中に囲まれた旧長島町内をこまめに走り、JRと近鉄の線路をくぐって長島駅を経由し、さらに南へ向かいます。
湾岸長島ICの手前の松中でコミュニティーバスを下車し、伊勢湾への最終ランナーは桑名駅から長島温泉へ頻発している三重交通です。
巨大な絶叫マシン群が見えると、すぐに終点の長島温泉です。
長島温泉は遊園地、温泉施設、アウトレットモールが集まった有名なレジャーランドですが、その入口から堤防に上がってすぐの場所が、伊勢湾に面した陸地の南端になっています。
絶叫マシンからの叫び声を聴きながら、広大な伊勢湾を眺めることができます。
先人たちの様々な治水対策の努力を偲びながら、農村地帯をバスで走破し、最後は海をみて感傷にひたるという、充実した1日でした。
「路線バス歩き」のすすめ(目次)へ
三川が接近するこの地帯は歴史的に水害に悩まされ、輪中と呼ばれる堤防で囲まれるなど治水対策に苦労したことなど、学校の地理の時間に習った覚えがあります。
今回はこの輪中地帯を北から南へバスで縦断してみました。
大垣駅を出発地とし、南下して伊勢湾を目指します。
このルートも路線バスの運行があまりなく、大部分がコミュニティーバスの乗り継ぎとなり、そのうち木曽三川公園付近で2kmほど徒歩になりました。
まずは大垣駅から岐阜羽島駅までは名阪近鉄バスで。
途中、揖斐川と長良川を渡ります。
岐阜羽島駅からは海津市コミュニティーバスに乗ります。海津市を南北に縦断する結構長い距離を走る路線で、コミュニティーバスには珍しく大型車を使用し、土日も運行されています。利用客も結構いました。
再び長良川を渡って、揖斐川との間に挟まれた海津市内(旧平田町)に入ります。
昔の輪中の堤防跡のような遺構がありました。
輪中地帯の田園風景の中を、旧平田町、旧海津町の集落を結びながら走ります。
バスは揖斐川を渡って養老鉄道の石津駅へ向かうので、途中の海津温泉で乗り継ぎのため下車します。
温泉に入るほどの待ち時間はなかったので、付近にある「アクアワールド水郷パークセンター」という公園で時間をつぶしました。住宅のような建物が並んでおり、地元の人の展示会場として使われていました。
海津市の南部を走る小型のバスに乗り継ぎます。
象徴的なタワーが見えたらまもなく木曽三川公園に到着です。
ここから桑名市旧長島町まで2km強ほど徒歩です。桑名市側のコミュニティーバスの本数が少ないので出発時刻までに余裕がなく、公園内でゆっくり食事できなかったのが少し残念です。
徒歩で3回目の長良川を渡り、愛知県愛西市(旧立田村)に入ります。
今回は木曽川を渡らずに南に向かい、愛知県の飛び地のような輪中集落内を歩きます。
三重県桑名市(旧長島町)に入ってすぐ、コミュニティーバスの松の木集会所のバス停があります。
木曽三川公園の売店で買ったサンドイッチを食べて堤防から川を眺めていたら、間もなく小型のバスが来たので乗車します。なお、このルートは日曜日には運行されません。
輪中に囲まれた旧長島町内をこまめに走り、JRと近鉄の線路をくぐって長島駅を経由し、さらに南へ向かいます。
湾岸長島ICの手前の松中でコミュニティーバスを下車し、伊勢湾への最終ランナーは桑名駅から長島温泉へ頻発している三重交通です。
巨大な絶叫マシン群が見えると、すぐに終点の長島温泉です。
長島温泉は遊園地、温泉施設、アウトレットモールが集まった有名なレジャーランドですが、その入口から堤防に上がってすぐの場所が、伊勢湾に面した陸地の南端になっています。
絶叫マシンからの叫び声を聴きながら、広大な伊勢湾を眺めることができます。
先人たちの様々な治水対策の努力を偲びながら、農村地帯をバスで走破し、最後は海をみて感傷にひたるという、充実した1日でした。
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2019-03-10 11:33
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