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平日のみ運行のバス乗り継ぎで桜満開の和歌山県を縦断 [バス]

 年度末が近づき年休がまた流れるので、消化のため先日休みを取り、かねてから乗りたかった平日のみ運行するバスを乗り継いで紀伊半島の奥まで行ってきました。
 ちょうど桜が満開で、天気も良く絶好の乗りバス日和です。



 今回乗ったのは3路線。和歌山市駅から有田川町金屋を通って日高川町の川原河までを結ぶ有田鉄道バス、川原河から田辺市旧龍神村の西まで結ぶ田辺市住民バス、それと旧龍神村と紀伊田辺駅を結ぶ龍神バスです。このうち前者の2路線は平日のみの運転です。有田川町から日高川町を経由して旧龍神村へは国道424号線で結ばれていますが、路線バスでこのルートを通り抜けるためには平日に休みを取る必要があります。

 最近駅舎が綺麗になった南海和歌山市駅からスタートです。

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 駅前広場も綺麗になりましたが、案の定ここは和歌山バスが独占していて、有田鉄道バスの乗り場がありません。

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 バスの案内所に尋ねて、ようやくちょっと外れた場所にある有田鉄道バスの乗り場に行き着きました。これはとてもわかりにくいです。

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 平日1日2本しか走らない有田鉄道バスに乗ります。意外なことに PayPay 対応でした。

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 和歌山市駅から海南駅までは市街地を走ります。途中2箇所の病院の前を通り、乗客を拾っています。この病院需要があるので生き残っているのかもしれません。

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 海南駅を出ると海南ICから有田ICまで阪和自動車道でワープします。ちゃんとシートベルト着用のアナウンスが流れます。

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 高速を降りると、かつて走っていた有田鉄道の線路跡と平行する県道22号線の旧道に沿って、集落が連続する風景の中を走ります。

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 旧有田鉄道の車両などが動態保存されている有田川鉄道公園の脇を通り過ぎると、間も無く旧金屋口駅跡にある有田鉄道金屋口の営業所に着きます。

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 金屋口を出ると金屋の集落を少し巡ったのち、有田川に沿って南に向かいます。
 ところどころ桜が綺麗に咲いていました。

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 有田川を離れてトンネルを抜けると、水系が変わって日高川町に入ります。

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 山から降りてきて日高川に合流すると、間もなく終点の旧美山村の中心地の川原河に到着です。

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 川原河は地域のバス路線の乗換拠点になっており、日高川町美山支所に併設された真新しい乗り場が整備されています。待合室には充電ができるコンセントもあります。周囲にはJAのストアもあり便利ですが、飲食ができる店は無いようです。

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 待ち時間があるので周囲を散策しました。日高川と桜がとても綺麗でした。

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 少し歩くと地元の食堂があったので、カツ丼で昼食にしました。

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 バス乗り場に戻ると、熊野御坊南海バスと日高川町コミュニティーバス、それとこれから乗る田辺市住民バスが並んでいました。田辺市住民バスに乗り龍神へ向けて出発します。

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 龍神までずっと同じ日高川に沿って走りますが、コミュニティーバスらしく所々狭い道に入り、小さな集落に立ち寄りながら進みます。
 この間もずっとあちこちに綺麗な桜が咲いていました。

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 旧龍神村の中心地の西に到着です。地元のスーパーの駐車場がバス乗り場と回転場になっています。

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 龍神温泉はバスを乗り継いでもう少し先になりますが、今回は時間がないので温泉は諦めて、周囲を散歩しながら紀伊田辺駅行のバスを待つことにしました。

 建物に特徴がある旧龍神村役場(現田辺市行政局)です。

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 ここの日高川の眺めもなかなか良いです。

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 少し上流側に歩くと、川沿いに桜の綺麗な場所があり、そこに中垣内のバス停があったので桜を眺めながらバスを待つことにしました。

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 紀伊田辺駅行の龍神バスが来たので乗ります。普段乗る客のいないバス停だからか運転手さんが驚いていました。

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 この龍神バスも PayPay が使えました。調べると和歌山県では去年あたりから、有田鉄道バス、熊野御坊南海バスと龍神バスで PayPay が使えるようになったそうです。

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 すぐに日高川を離れ、虎ヶ峰トンネルを抜けると風景がガラッと変わり、遠くの峰々が見渡せる山岳地帯になります。
 この地形の変化は、以前に訪れた四国の吉野川水系から仁淀川水系への変化と似ています。紀伊半島と四国とは地形的には繋がっていることが実感できました。

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 山を降りてきて会津川に沿ってしばらく走ると、渓谷美で有名な奇絶峡を通ります。

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 田辺の市街地に入ると、間も無く紀伊田辺駅に到着です。

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 川と山並みが美しい紀伊半島内陸部を、満開の桜を満喫しながら路線バスを乗り継いで縦断するという、有意義な年休の一日になりました。

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