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京都から大津へ「山中越」をバス乗り継ぎで走破 [バス]

 比叡山地に阻まれた京都と大津を結ぶ道路は、南から国道1号線(五条通)、三条通、山中越とありますが、北に行くほど厳しい山越えになります。その一番厳しい「山中越」も路線バスで通り抜けることができますが、直通路線はなく、峠付近にある「比叡平ニュータウン」へ京都からも大津からも京阪バスの路線があり、乗り継ぐことによって通り抜けができるようになっています。
 とはいえ、その京阪バスも年々本数を減らしており、そのうち通り抜けが不可能になるおそれもあるので、今のうちに乗ってくることにしました。



 東山三条から比叡平行に乗車。本当は始発の三条京阪から乗りたかったのですが、たまたま事故で京阪電車が止まっていたため、東大路を走る市バスに乗って東山三条で乗りかえました。

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 東大路を北上し、吉田寮の立看板が目立つ京都大学前を通ります。

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 百万遍で東に向きを変え、大文字山が見える銀閣寺道交差点を通ります。

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 北白川仕伏町を過ぎると、カーブが多くて狭い山中越になります。

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 山中町ではさらに狭い集落の道を通り抜けます。

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 本道に戻ったかと思うと、すぐに比叡平ニュータウンの入口になり、バスは中に入っていきます。

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 かなり広いニュータウンの奥まで入って、ようやく終点の比叡平です。

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 バスの転回場には降り場しかなく、乗り場は少し戻った場所にありました。

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 京都と大津の両方にバスが走っていますが、土休日は京都行最終が13時台で終わり。大津行きも17時台で終わりで、便利とは言えません。

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 大津京駅行きのバスまで1時間ほどあるので、ぶらぶら歩きます。
 比叡山が見える気持ちのいい住宅地です。

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 夜は鹿が出るそうで、ゴミ置き場に注意書きがありました。

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 昔は米屋だったらしいが今は廃業。食料品などが買える店はニュータウンの入口にあるコンビニだけです。移動販売車は来るようですが。

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 トイレに行きたくなったのですが、ニュータウン内には公衆トイレがありません。郵便局は土休日休みだし、公民館のトイレも閉まっていて入れませんでした。

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 仕方がないのでニュータウンの外に出て、比叡山ドライブウェイ入口料金所のトイレを借りました。

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 ニュータウン内に戻り、三丁目東のバス停から大津京駅行きに乗ります。

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 琵琶湖をチラチラ見ながら山中越を下っていきます。

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 近江神宮のそばを通り過ぎると、まもなくタワマンの目立つ大津京駅に到着です。

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 JR湖西線で帰路につきました。

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 カーブの多い峠道を通り抜ける楽しい路線ですが、比叡平ニュータウンの人口も減りつつあるようなので、いつまで走り続けられるか心配です。

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神戸市の町外れを走る神姫バス3路線に乗る [バス]

 仕事納めも終え、気分転換に年内最後の乗りバスに出かけました。
 今回は神戸市の西部を走る神姫バスの路線です。



 政令都市神戸には市営バスがありますが、北区や西区には一部を除いて市営バスが走らない地域が広がっています。もともとあった市営バス路線も阪急バスや神姫バスへ譲渡されました。今回、神戸市西区などを走る神姫バスの比較的長い路線を3本乗ってきました。

 まずはJR大久保駅から、岩岡町を通って西神中央駅に行く路線に乗ります。岩岡町方面へは西神中央駅行が1時間に1本、途中の上岩岡行が1時間に2本あり、本数は多い方です。
 JR大久保駅は明石市内なので、かつては明石市営バスのほか、今回乗った路線も昔は神戸市営バスの路線だったので、神姫バスと合わせて3社が乗り入れていましたが、今は全部神姫バスになっています。

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 明石市内の高丘ニュータウンを通り抜けます。元明石市営だった大久保駅から高丘までの路線もあります。

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 高丘を通り抜けると、すぐに神戸市西区になります。明石市の北側に覆いかぶさるように神戸市が広がっています。

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 岩岡町の集落に入ると片側1車線になり、ため池の多い田園地域を走っていきます。

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 神出町を通り抜けると広い道路に入り、グリコピアのある西神工業団地を通り抜けます。

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 約50分で西神中央駅に到着しました。

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 昼間だからか、広い広い駅前バスプールもガラガラです。

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 地下鉄に乗って名谷駅へ移動します。ここは須磨区なので市営バスがメインで、他に山陽バスと神姫バスが乗り入れていますが、神姫バスは今回乗る明石駅行の路線しかなく、本数も2時間に1本ほどと少なめです。

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 明石駅行の神姫バスに乗り、まずは須磨ニュータウン内の白川台地区に向かいます。

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 白川台を抜けると途端に山間部に入り、産業施設と田畑が点在する布施畑地区を通ります。

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 阪神高速北神戸線と山陽自動車道(淡路島への接続支線)が交差する布施畑ジャンクションを下から見ながら通ります。

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 小さなトンネルを抜けると、割と風格ありそうな太山寺を通り、伊川谷町の田園地域に入っていきます。

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 地下鉄の伊川谷駅に立ち寄り、ロードサイド店の多い伊川谷町の市街地を通っていきます。山陽新幹線からよく見える地域です。

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 約50分で明石駅に到着です。明石駅前は神姫バスばかりの一大ターミナルになりました。

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 JRで神戸駅に移動し、本日3本目の神姫バスに乗ります。今度は「快速」白川台方面の路線のうち、1日1本しか走らない押部谷(栄)行です。

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 途中の白川台行を含めても決して多いとは言えない本数ですが、意外とかなりの乗客があって驚きました。座席が全て埋まり立ち客も出る状況です。

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 新開地、湊川を経由し、山麓線から夢野白川線を登っていきます。

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 須磨ニュータウン内の白川峠から白川台の間で、僕以外の全ての乗客が下車していきました。神戸駅から30分弱で、運賃はなんと市内均一の210円。地下鉄とバスを乗り継ぐよりずっとコスパがいいので、これは混雑するのも納得です。

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 乗客が僕一人になったバスは、山陽自動車道に沿った山の中を押部谷に向かって走っていきます。

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 市街地からちょっと離れただけで、冬枯れの雑木林が続く不思議な光景になります。



 神戸駅から約40分で、神姫ゾーンバスの本社と営業所がある押部谷(栄)に到着です。

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 栄駅まで少し歩いて、神戸電鉄粟生線に乗って帰ります。

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 神姫バスの営業エリアは基本的に明石以西ですが、意外と神戸市内にもニッチな路線があり、乗ってみるといろんな景色が味わえて面白かったです。良い2023年の乗りバス納めになりました。

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さよなら金剛バス 葛城山を下り水越峠からの金剛バスに名残の乗車 [バス]

 南河内を運行エリアとする金剛バスにはこれまでも何回か乗車しましたが、このたびついに運営会社の金剛自動車から、2023年12月21日をもって路線バス事業を廃止することが発表されました。
 それ以降の地域の公共交通をどうするかは関係市町村による協議会で議論されてきており、このほどその内容も決定されました。次のサイトから内容を知ることができます。

令和5年度第4回富田林市、太子町、河南町及び千早赤阪村地域公共交通活性化協議会資料・議事概要

これによると、現在の金剛バス15路線のうち主要5路線は近鉄バスと南海バスへ引き継がれ、その他の多くは自治体の「自治体有償旅客運送」に引き継がれます。完全に廃止される区間もいくつかあり、その中の一つに千早線の東水分〜水越峠間(休日のみ運行)があったので、廃止される前に名残乗車をしてきました。

 今回のルートはこちら。ロープウェイで葛城山に登り、水越峠まで山道を下って、そこから金剛バスで富田林駅まで乗るという、ハイキングと乗りバスを組み合わせた行程です。



 まず葛城山に登るために、近鉄御所駅からロープウェイの葛城登山口駅まで奈良交通バスに乗ります。しかしロープウェイはほぼ30分に1本運行しているのに、そこへのアクセスバスが臨時を入れても1時間に1本しかないのは不便です。

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 色づいた山肌を見ながら、バスは山麓を登って行きます。

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 バスの終点でロープウェイに乗り換えます。このロープウェイは近鉄直営ですが、昨今の情勢からこれもいつ廃止されるかわかりません(南隣の金剛山にアクセスする千早赤阪村営ロープウェイは、2019年より休止となり、そのまま廃止が決定してしまいました)。

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 ロープウェイからは奈良盆地を見下ろす素晴らしい景色です。

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 ロープウェイを降りて紅葉の散策路を少し歩くと、葛城山上に着きます。

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 この季節はススキの原が綺麗で、天気がよかったので大阪湾までよく見えました。

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 山頂付近の白樺食堂でうどんを食べて休憩したら、水越峠に向けて約2km強の山下りです。「ダイヤモンドトレール」という名前がつけられた金剛葛城山系を縦走する登山道で、金剛山や岩湧山にも通じています。

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 この道は階段が延々と続くのですが、1段あたりの蹴上げがかなり高いので、とても普通にトントンとは降りられません。一歩一歩膝を曲げながら慎重に降りて行かなければならず、すぐに足裏や膝が痛くなってきます。

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 階段をひたすら降りていき、ちょっとした岩場を越え、小川沿いの道をしばらく歩くと、水越峠の道路に出ます。

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 かつての国道309号線を峠から大阪府側へ少し歩くと、金剛バスの水越峠バス停に到着です。山歩きなので余裕を持った行程としたために、50分ほど早く着いてしまいました。足が疲れたのでどこかに座りたいところですが、ベンチがないので柵の基礎コンクリートに座って休憩しました。

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 時刻通りやって来たバスは、回転場にバックで入って向きを変え、待っていた登山客が数名乗り込みました。

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 バスは旧道を下り、すぐに国道に合流してさらに下って行きます。

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 東水分からは現在の白木線が河南町のコミュニティバスとして今後も残りますが、そちらは千早赤阪村の中心地の森屋を通らないので、実質的には森屋〜水越峠が完全廃止となります。

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 バイパス開通後に国道309号線から格下げになった府道705号線を通り、河南町から富田林市内へと進みます。この道での大型車どうしのすれ違いも12月20日まででおそらく見納めです。

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 富田林駅南口に到着しました。

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 たくさんの路線を走る薄緑色のバスが集まるこの光景も、もうすぐ見られなくなります。

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 駅前の金剛自動車の本社建屋も、今後解体されていくのでしょうか。

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 長い間地域に密着した一つのバス会社が、時代の流れで消えていきます。公共交通の在り方に間違いなく一石を投じた事象になりそうです。
 ともあれ、お疲れ様でした。最後の日まで安全運行をお願いします。

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志賀高原から軽井沢へ 観光ゴールデンルートを路線バスで行く [バス]

 子供の頃、修学旅行で軽井沢から鬼押出しを通って志賀高原に貸切バスで行ったことがあります。当時は一般路線バスもたくさん走っていた観光ゴールデンルートだったでしょう。現在でもこのルートを路線バスで通り抜けることは可能ですが、志賀高原と草津温泉をつなぐ路線が1日1本しかなく、いつ廃止になってしまうかわからないので、今のうちに乗ってくることにしました。

 今回のルートはこちら。修学旅行とは逆方向に志賀高原から軽井沢に向かうルートで、間にJR吾妻線を挟むことにしました。
(最初の一部ログを取り忘れてワープしています。)



 草津温泉から万座・鹿沢口を結ぶバスを使えば全部バスで繋がりますが、志賀高原からのバスとの乗継がうまくいかないので今回は諦めました。また、草津温泉から直接軽井沢を結ぶ草軽交通のバスも惹かれたのですが、今回は鬼押出しをもう一度見たかったので、JRを挟んだこのルートにしました。

 大阪からJR夜行高速バスで長野に向かいます。4列シートは安いですがやはりちょっとしんどい。

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 早朝6時台に長野駅前に到着。カフェも何も開いてないので、コンビニでサンドイッチを買って地下の長野電鉄のりばのベンチで腹ごしらえです。

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 実は長野電鉄を乗り通すのも今回が初めてなので楽しみでした。残念ながら特急の走る時間帯ではないので、信州中野乗り継ぎの全線各停になりました。

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 リンゴ畑の中を走る電車を堪能して、湯田中駅に到着です。

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 湯田中駅は志賀高原方面に向かう長電バスの拠点で、駅前にはたくさんのバスが並んでいます。

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 今回乗る草津温泉行きのバスは長野駅から出発し、湯田中駅を通らないので、一般路線で「スノーモンキーパーク」へ行って乗り換えと案内されています。しかし草津温泉行が途中停車する「道の駅やまのうち」が湯田中駅から歩いて20分ほどなので、そこから直接乗ることにしました。

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 鄙びた温泉街と、リンゴ畑を通り抜けると、すぐに「道の駅やまのうち」の停留所です。駐車場の中にポツンと標柱があります。

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 長野駅から来る急行バスなので、観光バス仕様です。

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 志賀高原に登っていき、途中の「志賀高原山の家」でトイレ休憩を取ります。

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 スキー場のリフトを横目で見ながら、県境の渋峠を目指します。

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 峠を越えるといきなり霧の中になりました。白根火山も残念ながら見えません。

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 山道を下って、草津温泉に到着です。

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 夜行バスの疲れをようやく温泉で癒すことができました。

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 昼食を取って、長野原草津口行のJRバスに乗ります。これも急行バスで、終点まで直行です。

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 JR吾妻線で万座・鹿沢口まで移動します。この一駅先の大前が吾妻線の終点ですが、そこまで行く電車の本数は少なく、今回乗った電車も万座・鹿沢口止まりでした。

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 この駅もバスの乗換拠点ですが、駅構内のバス時刻表が全然メンテされておらず機能停止しています。

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 軽井沢駅行の西武観光バスに乗り、鬼押ハイウェーに向かいます。

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 高原の木々の中を真っ直ぐ走り、鬼押出し園で途中下車します。

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 溶岩がゴロゴロ転がっている光景は見応えありましたが、曇っていて浅間山が見えないのは残念でした。

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 1時間後のバスに乗って、軽井沢駅に向かいます。

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 洒落た店が並ぶ街並みを通り抜けて、軽井沢駅に到着しました。

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 かつての碓氷峠の拠点駅だった軽井沢駅は、新幹線駅としなの鉄道の終着駅になりました。しなの鉄道の駅は旧駅舎が再現されています。

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 軽井沢観光などという上流階級の遊びはせずに、また夜行バスで帰ります。今度は千曲バスの3列シートで楽々でした(夜中にトイレに気兼ねなく行けるのが良いのです)。

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 天気がいまひとつだったのが残念ですが、修学旅行の思い出のルートを路線バスで辿り、昭和感あふれる観光地を再訪して感傷にふけることができ、有意義な秋の休日でした。

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吉野から熊野へ大峰山東側ルートをコミュニティバスで抜ける(その2) [バス]

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【2日目】スポーツ公園宿舎前→七色→(徒歩)→神川温泉→熊野市→松阪→(大阪)鶴橋

 腰の痛みは一晩寝てだいぶましになりました。
 朝7時台の下北山村営バスで、県境を越えて和歌山県の飛地、北山村の七色に向かいます。
 ゆうゆうバスはスポーツ公園の宿舎前まで来てくれないので、昨日は腰の痛みを堪えて少々歩きましたが、村営バスはすぐ前にバス停があるので楽です。

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 不動トンネルを抜けると和歌山県です。また少し山並みの雰囲気が変わった気がします。

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 北山村の七色に着きました。ここで熊野市営バスや北山村営バスと乗り継ぐと熊野市駅方面に向かうことができます。

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 北山村営バスで北山村の中心地に向かうこともできますが、時間のロスが大きく帰りのバスの時刻がだいぶ遅くなりそうなのでそれは諦め、七色ダムの方向に少し散歩して1本後の熊野市営バスで熊野市駅に向かうことにしました。

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 国道169号を北山川に沿って歩きます。このあたりは「七色峡」という岩の多い峡谷になっています。

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 少し歩くと七色ダムに着きます。重力式アーチダムで、水力発電所があります。

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 七色ダムの堤を越えると三重県熊野市に入り、しばらく歩いて神川温泉のバス停から熊野市営バスに乗ります。今度は三重交通による運行のようです。

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 杉林を抜け分水嶺のトンネルを越えると、井戸川に沿って熊野市駅方面に降りて行きます。

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 イオンのある市街地が見えてくると、間も無く熊野市駅に到着です。

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 市役所前の食堂でちょっと豪華目の昼食をいただき、6月末で定期運行終了のキハ85系南紀で帰路につきました。

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 十津川村を通り抜ける奈良交通八木新宮線と並び立つ、もう一つの紀伊半島南北縦断ルートを路線バスで通り抜けることができ、課題をクリアした気分になりました。山深い渓谷や温泉も堪能できて旅行としても満足でした。

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吉野から熊野へ大峰山東側ルートをコミュニティバスで抜ける(その1) [バス]

 ずっと課題になっていた、吉野郡の大峰山の東側を国道169号に沿って70km以上走る「R169ゆうゆうバス」に、ようやく乗ることができ、これを使って吉野町の近鉄大和上市駅から熊野市駅まで通り抜けてきました。



 このルートはかつて奈良交通の「北山峡特急バス」が走っていましたが、今は廃止されて、コミュニティバスの3路線の乗り継ぎになりました。徒歩区間なしで乗り継ぐことができますが、曜日に注意が必要です。大和上市駅から下北山村までは「R169ゆうゆうバス」という長距離のコミュニティバスがありますが、1日に1往復しかなく、平日は午前に北向きで午後に南向き、土休日は逆に午前に南向きで午後に北向きという変則的な運行です。そして下北山村から和歌山県北山村の七色に抜ける下北山村営バスは平日しか走りません。どのようにしても途中下北山村内での1泊が必要ですが、今回は日曜日から月曜日にかけての1泊2日とし、泊地の下北山村でゆっくり時間を取ることにしました。

【1日目】大阪阿部野橋→大和上市→下桑原→(徒歩)→寺垣内→池原大橋

 早朝に大阪を出発し、大和上市駅で8:30発のゆうゆうバスに乗ります。運行は奈良交通です。

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 このバスの運賃は通常なら大和上市から終点の下桑原まで2900円ですが、事前に下北山村役場へ申込書を郵送して「地域公共交通パスポート」と「特別乗車証」を入手すると、1000円で乗車することができます(下北山村内での乗降が条件)。乗車証に乗降区間を記入し、後車時にパスポートを見せて乗車証と現金1000円を渡す方式です。

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 吉野川沿いに国道169号をひたすら南下して行きます。

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 川上村に入るとまもなく大滝ダムが見え、それを超えるとダム湖沿いの道になります。

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 ほどなく「湯盛温泉杉の湯」に到着し、ここで20分トイレ休憩です。ホテルと道の駅があります。

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 大和上市駅からここまでは川上村営の「やまぶきバス」もあるのですが、土休日には運行しません。

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 他には春から秋にかけて、大和八木駅から大台ヶ原に行くバスがここを経由します。出発時にちょうど入れ替わりになるように遭遇しました。

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 吉野川に沿って坂道を登っていき、ループ橋を超えると、トンネルの手前で大台ヶ原ドライブウェイと分岐します。

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 分水嶺の新伯母峯トンネルを越えて上北山村に入ると、熊野灘に注ぐ北山川に沿って下って行きます。
 両側の山が高く深い谷です。

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 大きなダム湖の池原貯水池沿いにしばらく走り、下北山村に入るとまもなく池原ダムが見えます。

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 最後は国道169号を離れて国道425号に入り、下北山村の中心地を通り抜けると、終点の下桑原です。
 ここまで約2時間40分のロングラン乗車です。運転手さんもお疲れ様です。

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 周囲は商店は何もないですが、ちょっとした公園と公衆トイレがあるので助かります。大阪で買ってきたコンビニ弁当をここで食べました。
 バスは川沿いの空き地で折り返しまで休憩です。

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 今夜の宿泊は温泉のある池原地区で、ここからはかなり距離があるので、役場のある寺垣内地区まで川沿いを歩き、そこからまた戻りのゆうゆうバスに乗って池原地区まで行くことにします。

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 橿原まで95km。同じ奈良県でも遠くまで来たものです。

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 郵便局や村役場のある寺垣内まで来ましたが、ここまで休憩できるカフェなどはなく、ひたすら川と山を眺めて歩くだけです。いつもはこれくらいの距離は平気なのですが、今回はどういうわけか4kmくらいから腰が痛くて歩くのが非常に辛くなってしまいました。バス停に椅子があったのが幸いです。

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 寺垣内から戻りのゆうゆうバスに乗って、池原大橋で下車し、少し歩いて宿泊地に行きます。

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 温泉で痛めた腰を温め、そこの食堂で鹿肉と豚肉の合い挽きハンバーグの定食を食べました。

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(その2)へ続く

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呉から福山まで瀬戸内の島づたいにほぼバスで横断する [バス]

 ゴールデンウィークに入ったので、乗りバス遠征に出かけました。
 今回は瀬戸内海の島々をほぼバスでアイランドホッピングです。



 呉市の広地区から南東方向の瀬戸内海に、安芸灘諸島と呼ばれる島々が並んでいます。ここに現在は7つの橋がかけられていて、大崎下島までは路線バス、その先の岡村島まで徒歩で行くことができます。岡村島から大三島の間だけ船に乗ると、その先はしまなみ海道を使って福山までバスで行けます。合計11個もの島を渡るこのルートを呉から福山まで横断してきました。

 前日に早めのスカイレール葬式鉄を済ませて呉駅付近で宿泊し、朝からJRで広に移動します。

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 安芸灘諸島との間を結ぶ瀬戸内産交バスは、区間便と合わせて大体1時間に1本の運行です。

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 まずは安芸灘大橋を渡って下蒲刈島へ。

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 続いて蒲刈大橋を渡って上蒲刈島へ。

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 海が見える蒲刈支所前で一旦バスを降ります。
 旧蒲刈町役場だった呉市蒲刈支所と、瀬戸内産交の本社があります。

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 海を見ながらホゲホゲしてから、約1時間後のバスに乗ります。今度は途中の営農センター前までの区間便なので、終点で下車します。

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 静かな漁港ですが、感じのいいカフェがあったのでお茶休憩しました。

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 またバスに乗り、豊島大橋を渡って豊島へ、続いて豊浜大橋を渡って大崎下島に入ります。

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 バスは大崎下島までしか行きませんので、その先の島へ渡る橋の手前の初崎で下車しました。
 ここから岡村島まで歩きます。

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 このルートは「とびしま海道」と名付けられているそうです。サイクリングにちょうどよさそうな道で、実際に自転車の人たちをたくさん見ました。

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 平羅島、中ノ島という2つの小さな島を橋伝いに通り抜けると・・・

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いよいよ岡村島に渡る岡村大橋です。

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 なぜ「いよいよ」と気合が入るかというと、この先は伊予の国・・・広島県と愛媛県を結ぶ県境の橋だからです。
 橋のまん中には県境を示す標示が描かれています。

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 例によって360度写真を撮りました(マウスを乗せてグリグリ回してください)。

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 愛媛県の岡村島に上陸です。

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 ここから海岸沿いに約40分ほど歩くと、岡村港に到着です。

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 ちょっと歩き疲れたので、港のそばの食堂で魚定食をいただきました。

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 岡村港からは大三島や今治までフェリーがそこそこ出ています。今回は大三島の宗方港まで乗船します。

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 デッキから下大下島、大下島、柏島や、北側の大崎上島を眺めて、宗方港に到着です。
 朝から曇っていた天気がだんだん晴れてきて、いい景色になりました。

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 船を降りると瀬戸内海交通のバスが待っていますので、これに乗って宮浦港まで行きます。

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 宮浦港には瀬戸内海交通の本社があり、ここから今治や松山方面行の高速バスが出ています。
 本州方面行のバスはここからは出ていないので、まずは今治行に乗ってインター近くの大三島BSまで行きます。

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 大三島BSの近くには、多々羅大橋が眺められる道の駅があるので、そこで土産を買ってから、福山行のしまなみリーディングの高速バスに乗りました。

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 ここからは西瀬戸自動車道(しまなみ海道)に乗り、生口島、因島、向島を通り抜けて、新尾道大橋を渡って本州に上陸します。

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 夕刻に無事福山駅に到着しました。

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 瀬戸内海は本当にたくさんの島が並んでおり、橋でつながっている島も多いので、色んなルートで島伝いに移動することができて楽しいです。今回のルートがこのようにほぼバスで繋がることを知った時は目から鱗でした。

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河内平野を南北に縦断 分断間近の通貫路線を乗り通す [バス]

 大阪のバスマニアにはよく知られた(大阪府内としては)長大路線として、近鉄バスの萱島線(萱島〜近鉄八尾駅前)があります。河内平野を南北に縦断する約17kmの路線で、大阪市内から放射状に走る各鉄道路線に直交するフィーダー輸送の役割を担っています。
 この路線が、2023年6月1日より朝夕の一部を除いて、JR住道で系統分割されることが発表されました。

(近鉄バス公式リリース)【6/1より】萱島線の運行計画を変更いたします。

 もともとこの路線の萱島〜JR住道間は需要が少ないようで、ここ数年間はダイヤ変更の度に減便が繰り返されてきており、現時点では萱島〜近鉄八尾駅前の通し便は1時間に1〜2程度しかなく、残りはJR住道〜近鉄八尾駅前の区間運行便となっています。経由する府道21号線がよく渋滞するので定時運行が難しく、今回の系統分割に至ったようです。
(以前にも萱島〜荒本駅前とJR住道〜近鉄八尾駅前の2系統に分割していた時期がありましたが、2006年以降は全線通しが復活していました。)

 この路線は以前より何回か乗車していましたが、改めて全線通し便に名残乗車することとしました。
 近鉄八尾駅前からは続けて藤井寺行に乗車し、合計2路線で北河内から南河内までのバス縦断です。



 高架ホームに神社の神木が貫く京阪萱島駅からスタートです。

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 駅から少し離れた道路上にある萱島バス停から、近鉄八尾駅前行に乗ります。

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 府道149号線を南下し、少しだけ東に向きを変えて、巣本交差点からは府道21号線を南下していきます。

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 テレビでも紹介された、特徴ある看板のアウトレット家具店の横を通ります。

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 かつて梅田と産業大学前を直通していた阪奈生駒線との乗換停留所だった赤井を過ぎ、住之井橋で寝屋川を渡った後、府道を離れて一旦JR住道駅南側のロータリーに立ち寄ります。

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 府道21号線に戻って少し南下すると、広い国道308号線を西に向かい、近鉄荒本駅前に立ち寄ります。

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 かつて上本町と石切神社前を直通していた枚岡線との乗換停留所だった菱江を通ります。昔は東西にも近鉄バスの長大路線がいくつかありましたが、全て廃止されています。

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 奈良線の若江岩田駅前には、府道21号線上のバス停でのアクセスです。

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 西郡新町からは斜めに左折し府道21号線を外れ、萱振付近ではかなり狭い道になります。

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 昼間の便は、アリオ八尾ショッピングセンターの広場に入ります。

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 アリオ八尾を過ぎると、すぐに終点の近鉄八尾駅前です。通し運賃の340円は、6月からの系統分割後もICカードで乗り継げばそのまま変わりません。

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 そのまま藤井寺駅行のバスに乗り継ぎます。今回はリバイバル旧塗色車でした。

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 乗客が多かったため正面窓の写真は撮れず、左窓からの写真になります。
 八尾の旧市街地を抜けて、JR八尾駅前を通り過ぎ、踏切を渡ります。

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 ここからは基本的に府道2号線(旧道)を南下していきます。
 八尾空港への入口を通ります。

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 地下鉄八尾南駅前に立ち寄り、大正橋で大和川を渡ります。

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 小山で右折し西に向かうと、まもなく藤井寺駅に到着です。

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 京阪本線萱島駅から近鉄南大阪線藤井寺駅まで2路線を繋いで、途中6つの鉄道駅に接続しながら乗りバス縦断しました。
 長大系統はやはり非効率なので分割はやむを得ませんが、路線自体は鉄道網を補完するのでこれからも残っていてほしいです。

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近江八幡〜三雲 春の湖南路をバスと徒歩で結ぶ [バス]

 ようやく暖かくなったので、久しぶりの徒歩混じり乗りバスに出かけました。
 滋賀県のJR琵琶湖線近江八幡駅からJR草津線三雲駅までを結ぶルートです。



 このルート、かつては近江八幡駅と三雲駅を国鉄バス→西日本JRバスが直接結んでいました。JRバスが撤退した後、現在は竜王町より北側は近江鉄道バス、南側は湖南市コミュニティバスが路線を維持しています。今回、かつてのJRバスのルートを辿っていくつもりでしたが、事前の調査を怠ったため、近江鉄道バスの部分で間違った路線に乗ってしまいました。

 近江八幡駅の北口から岡屋南行に乗ります。本来JRバスの後継路線は南口から出る竜王ダイハツ前行なのですが、同じ竜王町方面へ行くバスということで間違えてしまいました。

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 いったん西向きに進んで近江八幡市街を抜け、南へ向きを変えてJR琵琶湖線と新幹線をくぐると、田園地帯が広がります。

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 少しだけ国道8号線を西向きに走り、日野川を越えて竜王町に入ると、また南に向きを変えて県道を進んでいきます。

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 田んぼの中にフレンドマートと一緒に建つ竜王町役場に立ち寄って、集落の中の狭い道を抜けていきます。

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 「ダイハツ車 岡屋の里の 希望乗せ」と書かれた看板を横目に南西に曲がり、ダイハツ工業西門の前を過ぎると、ほどなく終点の岡屋南に着きます。

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 ここから湖南市方面に少し歩きます。天気はいいのですが、国道477号線はやや交通量が多く歩きにくいので、途中から川沿いの脇道に入ります。

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 春の小川といった感じの気持ちのいい散歩道です。

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 下田口まで来ると、三雲駅行の湖南市コミュニティバスのバス停があります。時間があるのでこのあたりをもう少し散歩することにします。

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 この付近には、中山団地というちょっとしたニュータウンがあります。駅から離れているので交通手段はほぼマイカーだと思われます。

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 それでも団地の中まで一応コミュニティバスが走っています。ちょうど来た甲西駅行のバスは、誰も乗り降りせずに通り過ぎていきました。

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 団地を後にして県道沿いの喫茶店で昼食を取り、三雲駅行の犬顔をしたバスに乗ります。

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 工業団地沿いの広い県道をまっすぐ南下し、にごり池を越えて集落に入ると、まもなく三雲駅に到着です。

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 三雲駅は南口に湖南市や甲賀市のコミュニティバスが発着する広い駅前広場ができており、かつて国鉄バスがひしめきあって発着していた北口は、駐車場とタクシー乗り場だけになっていました。

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 JR草津線で帰ります。

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 国鉄→JRバスの跡を辿れなかったのは残念(間抜け)ですが、そのかわり春の気持ちのいい気候の中で歩いたり、下田地区のニュータウンを探訪できたりしたので、楽しい1日でした。

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天理〜上野市 今月限りの名阪国道バス乗り継ぎ [バス]

 かつて、三重交通と奈良交通が共同で、名阪国道を経由する天理駅〜上野市駅の都市間バスを運行していました。この路線はその後、途中の針インターと国道山添で乗り継ぎとなる3路線に分割されましたが、両区間を路線バスだけで移動できるルートとして残ってきました。
 しかし、この3月末で奈良交通が真ん中の針インター〜国道山添の路線を廃止することになり、4月からはバスでの乗り継ぎ移動が不可になってしまうので、名残の乗車をしてきました。

 ルートはこちら。ついでに山添村コミュニティバスで山添村から名張駅までの乗車もしてきました。



 天理駅前の奈良交通路線図と時刻表。現時点でも針インター〜国道山添間は平日しか走りませんが、これが4月からは完全に廃止となります。

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 天理駅11:18発の針インター行に乗車します。新型コロナ対策でずっと座れなかった通称「あほ席」が解禁になっていました。

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 天理市内を少し走ってから、名阪国道に乗ります。

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 速度違反の車にバンバン抜かされながら、「Ωカーブ」を登坂車線でゆっくり走ります。名阪国道は高速道路ではないので、客席にシートベルトはありません。

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 本線上にある国道福住と国道針のバス停。まだこの区間のバス停はしばらく残ります。

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 ドライブイン施設のある針インターに到着しました。乗継時間が1分しかないので慌ただしいなと思ったら、なんとそのまま同じバスで国道山添行になり、乗換せずに先へ行くことができました(どの便もそうなのかは知りません)。

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 下道を少し走って山辺高校に立ち寄ります。ここまでは4月以降も残る路線です。
 山辺高校はバスが他に3台待機していました。

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 ここからはいよいよ廃止される区間です。

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 奈良市(旧都祁村)から山添村に突入。途中のバス停も3月末限りです。

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 山添インターを降りて、終点の国道山添に到着です。

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 5分ほど遅れて到着したので次の三重交通バスへの乗継時間が3分しかなく、しかもバス停の場所が国道を挟んだ反対側にあるのでちょっと焦りました。僕はこの場所には数年前に一度来ていたので迷わずにすみましたが、初めての人は運転手さんに聞いておかないと混乱すると思います。

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 治田インターまでは下道「非名阪」を走り、その先は名阪国道です。

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 大内インター付近に1年前まであったドライブインは、すっかり更地になっていました。

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 12:58に上野市駅に到着しました。乗り継ぎが良いので所要時間は1時間40分、運賃は合計2,080円です。同じ区間を電車なら11:28出発で13:03に到着(近鉄+伊賀鉄道)で所要時間1時間35分、運賃は1,270円(4月からは近鉄の値上げで1,440円)なので、値段は割高ですが乗換が少なく楽という意味では悪くない交通機関だったと思います。

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 さて、上野公園で少々時間をつぶし、桑町までちょっとだけ伊賀鉄道に乗って……

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また同じ三重交通バスで国道山添に戻ります。

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 さっき時間がなくて見れなかった、国道山添バス停の時刻表をじっくり見ることにします。
 奈良交通の針インター行。これは標柱ごと無くなるのでしょう。

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 同じ場所にある三重交通の高速バス梅田・新大阪行は、2021年1月から運休中です。復活しないのでしょうか。

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 少し歩いて、山添村役場のある大西から、今度は山添村コミュニティバスに乗って名張駅に向かいます。これも平日だけの運行です。

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 運転席との間は透明シートが貼られていて、前面展望はダメでした。写真は全部左側の窓越しです。

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 カーブの多い峠を越えて、名張川沿いに走ります。

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 桔梗が丘の住宅地と、名張の旧市街地を抜けていきます。

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 名張駅前の広場に入るのかと思ったら、駅から3分ほど離れた駐車場まで連れて行かれました。

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 携帯の電池が尽きそうなので、コンセントのあるアーバンライナーに乗って帰ります。

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 天理駅〜上野市駅の名阪国道バスルートは、3月31日までの平日ならまだ乗車できます。名阪国道を一般路線バスでぶち抜くのも味わいありますので、乗りたくなった方はお急ぎください。

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