吉野から熊野へ大峰山東側ルートをコミュニティバスで抜ける(その1) [バス]
ずっと課題になっていた、吉野郡の大峰山の東側を国道169号に沿って70km以上走る「R169ゆうゆうバス」に、ようやく乗ることができ、これを使って吉野町の近鉄大和上市駅から熊野市駅まで通り抜けてきました。
このルートはかつて奈良交通の「北山峡特急バス」が走っていましたが、今は廃止されて、コミュニティバスの3路線の乗り継ぎになりました。徒歩区間なしで乗り継ぐことができますが、曜日に注意が必要です。大和上市駅から下北山村までは「R169ゆうゆうバス」という長距離のコミュニティバスがありますが、1日に1往復しかなく、平日は午前に北向きで午後に南向き、土休日は逆に午前に南向きで午後に北向きという変則的な運行です。そして下北山村から和歌山県北山村の七色に抜ける下北山村営バスは平日しか走りません。どのようにしても途中下北山村内での1泊が必要ですが、今回は日曜日から月曜日にかけての1泊2日とし、泊地の下北山村でゆっくり時間を取ることにしました。
【1日目】大阪阿部野橋→大和上市→下桑原→(徒歩)→寺垣内→池原大橋
早朝に大阪を出発し、大和上市駅で8:30発のゆうゆうバスに乗ります。運行は奈良交通です。
このバスの運賃は通常なら大和上市から終点の下桑原まで2900円ですが、事前に下北山村役場へ申込書を郵送して「地域公共交通パスポート」と「特別乗車証」を入手すると、1000円で乗車することができます(下北山村内での乗降が条件)。乗車証に乗降区間を記入し、後車時にパスポートを見せて乗車証と現金1000円を渡す方式です。
吉野川沿いに国道169号をひたすら南下して行きます。
川上村に入るとまもなく大滝ダムが見え、それを超えるとダム湖沿いの道になります。
ほどなく「湯盛温泉杉の湯」に到着し、ここで20分トイレ休憩です。ホテルと道の駅があります。
大和上市駅からここまでは川上村営の「やまぶきバス」もあるのですが、土休日には運行しません。
他には春から秋にかけて、大和八木駅から大台ヶ原に行くバスがここを経由します。出発時にちょうど入れ替わりになるように遭遇しました。
吉野川に沿って坂道を登っていき、ループ橋を超えると、トンネルの手前で大台ヶ原ドライブウェイと分岐します。
分水嶺の新伯母峯トンネルを越えて上北山村に入ると、熊野灘に注ぐ北山川に沿って下って行きます。
両側の山が高く深い谷です。
大きなダム湖の池原貯水池沿いにしばらく走り、下北山村に入るとまもなく池原ダムが見えます。
最後は国道169号を離れて国道425号に入り、下北山村の中心地を通り抜けると、終点の下桑原です。
ここまで約2時間40分のロングラン乗車です。運転手さんもお疲れ様です。
周囲は商店は何もないですが、ちょっとした公園と公衆トイレがあるので助かります。大阪で買ってきたコンビニ弁当をここで食べました。
バスは川沿いの空き地で折り返しまで休憩です。
今夜の宿泊は温泉のある池原地区で、ここからはかなり距離があるので、役場のある寺垣内地区まで川沿いを歩き、そこからまた戻りのゆうゆうバスに乗って池原地区まで行くことにします。
橿原まで95km。同じ奈良県でも遠くまで来たものです。
郵便局や村役場のある寺垣内まで来ましたが、ここまで休憩できるカフェなどはなく、ひたすら川と山を眺めて歩くだけです。いつもはこれくらいの距離は平気なのですが、今回はどういうわけか4kmくらいから腰が痛くて歩くのが非常に辛くなってしまいました。バス停に椅子があったのが幸いです。
寺垣内から戻りのゆうゆうバスに乗って、池原大橋で下車し、少し歩いて宿泊地に行きます。
温泉で痛めた腰を温め、そこの食堂で鹿肉と豚肉の合い挽きハンバーグの定食を食べました。
(その2)へ続く
「路線バス歩き」のすすめ(目次)へ
このルートはかつて奈良交通の「北山峡特急バス」が走っていましたが、今は廃止されて、コミュニティバスの3路線の乗り継ぎになりました。徒歩区間なしで乗り継ぐことができますが、曜日に注意が必要です。大和上市駅から下北山村までは「R169ゆうゆうバス」という長距離のコミュニティバスがありますが、1日に1往復しかなく、平日は午前に北向きで午後に南向き、土休日は逆に午前に南向きで午後に北向きという変則的な運行です。そして下北山村から和歌山県北山村の七色に抜ける下北山村営バスは平日しか走りません。どのようにしても途中下北山村内での1泊が必要ですが、今回は日曜日から月曜日にかけての1泊2日とし、泊地の下北山村でゆっくり時間を取ることにしました。
【1日目】大阪阿部野橋→大和上市→下桑原→(徒歩)→寺垣内→池原大橋
早朝に大阪を出発し、大和上市駅で8:30発のゆうゆうバスに乗ります。運行は奈良交通です。
このバスの運賃は通常なら大和上市から終点の下桑原まで2900円ですが、事前に下北山村役場へ申込書を郵送して「地域公共交通パスポート」と「特別乗車証」を入手すると、1000円で乗車することができます(下北山村内での乗降が条件)。乗車証に乗降区間を記入し、後車時にパスポートを見せて乗車証と現金1000円を渡す方式です。
吉野川沿いに国道169号をひたすら南下して行きます。
川上村に入るとまもなく大滝ダムが見え、それを超えるとダム湖沿いの道になります。
ほどなく「湯盛温泉杉の湯」に到着し、ここで20分トイレ休憩です。ホテルと道の駅があります。
大和上市駅からここまでは川上村営の「やまぶきバス」もあるのですが、土休日には運行しません。
他には春から秋にかけて、大和八木駅から大台ヶ原に行くバスがここを経由します。出発時にちょうど入れ替わりになるように遭遇しました。
吉野川に沿って坂道を登っていき、ループ橋を超えると、トンネルの手前で大台ヶ原ドライブウェイと分岐します。
分水嶺の新伯母峯トンネルを越えて上北山村に入ると、熊野灘に注ぐ北山川に沿って下って行きます。
両側の山が高く深い谷です。
大きなダム湖の池原貯水池沿いにしばらく走り、下北山村に入るとまもなく池原ダムが見えます。
最後は国道169号を離れて国道425号に入り、下北山村の中心地を通り抜けると、終点の下桑原です。
ここまで約2時間40分のロングラン乗車です。運転手さんもお疲れ様です。
周囲は商店は何もないですが、ちょっとした公園と公衆トイレがあるので助かります。大阪で買ってきたコンビニ弁当をここで食べました。
バスは川沿いの空き地で折り返しまで休憩です。
今夜の宿泊は温泉のある池原地区で、ここからはかなり距離があるので、役場のある寺垣内地区まで川沿いを歩き、そこからまた戻りのゆうゆうバスに乗って池原地区まで行くことにします。
橿原まで95km。同じ奈良県でも遠くまで来たものです。
郵便局や村役場のある寺垣内まで来ましたが、ここまで休憩できるカフェなどはなく、ひたすら川と山を眺めて歩くだけです。いつもはこれくらいの距離は平気なのですが、今回はどういうわけか4kmくらいから腰が痛くて歩くのが非常に辛くなってしまいました。バス停に椅子があったのが幸いです。
寺垣内から戻りのゆうゆうバスに乗って、池原大橋で下車し、少し歩いて宿泊地に行きます。
温泉で痛めた腰を温め、そこの食堂で鹿肉と豚肉の合い挽きハンバーグの定食を食べました。
(その2)へ続く
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