奈良盆地の鉄道空白地帯を広陵町コミュニティバスで縦断 [バス]
奈良県内の路線バスは近鉄系の奈良交通がほぼ1社独占状態ですが、県内くまなく路線を張り巡らせているかというと最近はそうでもなく、奈良盆地の平地部でも路線を撤退して空白地帯になっている場所がかなりあります。
その空白を埋めるのが、各市町村が運営するコミュニティバスですが、これも自治体によってだいぶ温度差があり、全く運行しない自治体もあれば、土日も運行する充実した路線網を持つ自治体もあります。今回はそのような自治体の一つである北葛城郡広陵町のコミュニティバスを使って、奈良盆地の鉄道空白地帯を南北に縦断しました。
ルートはこちら。
広陵町のコミュニティバスは「広陵元気号」という愛称がついており、町内に3路線あります。運賃は100円で、路線間の乗継も可能。土日も運転し、交通系ICカードやQRコード決済もできるという、コミュニティバスにしては相当充実して使いやすいです。
広陵町の案内ページへのリンク
町域外の大和高田駅にも乗り入れていて、そこまで行く場合だけ運賃が200円になります。今回は時間の都合上、大和高田からの路線は利用せず、隣の築山駅を出発点にしました。
近鉄大阪線の築山駅は、駅前にロータリーもバス停もなく民家だけの駅です。
北へ歩くとすぐに生協のスーパーがあり、広陵町のコミュニティーバスの「コープなんごう」停留所があります。バス停の場所が分かりにくく、店の人に訊いてちょっと外れの駐車場内にあることがわかりました。
バスの時間までスーパー内のイートインで休憩し、やってきたワゴンのバスに乗車しました。
このバスは「南部支線」で、真美ヶ丘ニュータウン内を通って町役場まで行きます。
小型なので住宅地の狭い道にも入って行きます。
香芝市との境界にあるショッピングモール「エコール・マミ」前を通ります。ニュータウン内は奈良交通の路線もあるので、運賃が安いコミュニティバスと合わせて便利なバス路線網ができています。
ニュータウンを抜けると東に向きを変え、田園地帯に入ります。
広陵町役場をいったん通り過ぎ、百済地区に寄り道してから、広陵町役場前で南部支線を下車しました。
役場の入口のすぐ前に停留所があり、3つの路線が集まる拠点なので時刻表も賑やかです。
とはいえ役場周辺にそれほど商店があるわけではありません。待ち時間が1時間以上あるので、惣菜店の弁当とコンビニのコーヒーを買って、路線バスの停留所跡のベンチで時間潰しをしました。
ちょっと歩くと「南郷環濠集落」があり、小さな公園ができています。
役場に戻って、大和高田駅から来た「中央幹線」のバスに乗ります。今度は小型ですがちゃんとしたバスです。
各施設に寄りながら北上します。途中たまたま道路工事のためルートが狭い道に変更されていました。
かぐや姫のモニュメントがある物産店などの複合施設「はしお元気村」に立ち寄ります。広陵町は竹取物語の舞台ということだそうです。
田原本線の箸尾駅に近い停留所で下車し、古い街並を駅まで散歩しました。
かぐや姫に見送られながら、近鉄田原本線で帰ります。
箸尾駅からさらに北側には、JR関西線との間に広大な鉄道・バス空白地帯が広がっており、各自治体のコミュニティバスも広陵町ほど充実していないので、南北に縦断することができません。特に三宅町には全くバス路線がなく、川西町も東西を結ぶコミュニティバスが平日のみ運行されているだけです。需要がないといえばそれまでですが、どうにかならないものかと思います。
「路線バス歩き」のすすめ(目次)へ
その空白を埋めるのが、各市町村が運営するコミュニティバスですが、これも自治体によってだいぶ温度差があり、全く運行しない自治体もあれば、土日も運行する充実した路線網を持つ自治体もあります。今回はそのような自治体の一つである北葛城郡広陵町のコミュニティバスを使って、奈良盆地の鉄道空白地帯を南北に縦断しました。
ルートはこちら。
広陵町のコミュニティバスは「広陵元気号」という愛称がついており、町内に3路線あります。運賃は100円で、路線間の乗継も可能。土日も運転し、交通系ICカードやQRコード決済もできるという、コミュニティバスにしては相当充実して使いやすいです。
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町域外の大和高田駅にも乗り入れていて、そこまで行く場合だけ運賃が200円になります。今回は時間の都合上、大和高田からの路線は利用せず、隣の築山駅を出発点にしました。
近鉄大阪線の築山駅は、駅前にロータリーもバス停もなく民家だけの駅です。
北へ歩くとすぐに生協のスーパーがあり、広陵町のコミュニティーバスの「コープなんごう」停留所があります。バス停の場所が分かりにくく、店の人に訊いてちょっと外れの駐車場内にあることがわかりました。
バスの時間までスーパー内のイートインで休憩し、やってきたワゴンのバスに乗車しました。
このバスは「南部支線」で、真美ヶ丘ニュータウン内を通って町役場まで行きます。
小型なので住宅地の狭い道にも入って行きます。
香芝市との境界にあるショッピングモール「エコール・マミ」前を通ります。ニュータウン内は奈良交通の路線もあるので、運賃が安いコミュニティバスと合わせて便利なバス路線網ができています。
ニュータウンを抜けると東に向きを変え、田園地帯に入ります。
広陵町役場をいったん通り過ぎ、百済地区に寄り道してから、広陵町役場前で南部支線を下車しました。
役場の入口のすぐ前に停留所があり、3つの路線が集まる拠点なので時刻表も賑やかです。
とはいえ役場周辺にそれほど商店があるわけではありません。待ち時間が1時間以上あるので、惣菜店の弁当とコンビニのコーヒーを買って、路線バスの停留所跡のベンチで時間潰しをしました。
ちょっと歩くと「南郷環濠集落」があり、小さな公園ができています。
役場に戻って、大和高田駅から来た「中央幹線」のバスに乗ります。今度は小型ですがちゃんとしたバスです。
各施設に寄りながら北上します。途中たまたま道路工事のためルートが狭い道に変更されていました。
かぐや姫のモニュメントがある物産店などの複合施設「はしお元気村」に立ち寄ります。広陵町は竹取物語の舞台ということだそうです。
田原本線の箸尾駅に近い停留所で下車し、古い街並を駅まで散歩しました。
かぐや姫に見送られながら、近鉄田原本線で帰ります。
箸尾駅からさらに北側には、JR関西線との間に広大な鉄道・バス空白地帯が広がっており、各自治体のコミュニティバスも広陵町ほど充実していないので、南北に縦断することができません。特に三宅町には全くバス路線がなく、川西町も東西を結ぶコミュニティバスが平日のみ運行されているだけです。需要がないといえばそれまでですが、どうにかならないものかと思います。
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