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南海本線 樽井〜尾崎間の暫定単線運転区間を乗車 [鉄道]

 この10月の台風21号の被害により、南海本線は樽井〜尾崎間の男里川橋梁の下り線の橋脚が流されてしまいました。
 しばらくこの区間を運休していましたが、11月より上り線を利用して単線運転で再開しました。
 この単線区間を乗車してきましたので、そのレポートです。

 単線運転のルート略図はこちら。

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 樽井駅と尾崎駅に元からあった渡り線をうまく使って、この駅間だけの単線運転を実現しています。

 樽井駅の入口です。和歌山市方面は本来なら1番線に発着するところですが、3番線に変わっています。このホームは元々樽井折返しの電車が発着するホームでした。

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 時刻表です。この日から増発がなされたようで、昼間1時間あたり4本の普通が基本になっています。

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 3番線から和歌山市方向を見たところ。1番線の下り出発信号機は使用停止のバツ板で塞がれています。

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 そのかわり3番線からの下り出発信号機が、仮設で建てられていました。

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 電車は3番線から上り線を逆行して尾崎に向かいます。途中の踏切も自動制御されていたので、単線用に制御変更されたようです。
 尾崎駅の場内信号機も仮設で建てられています。



 尾崎駅の時刻表。朝夕の急行が復活しています。特急サザンはまだありません。

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 尾崎駅3・4番線から難波方向を見たところ。こちらは本来の出発信号機が使われますが、折返し用の1番線からの上り出発信号機は使用停止されていました。

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 上り電車は特にこれまでと変わりません。安全のため速度を抑えているのと、閉塞信号機がすべて使用停止されているだけです。
 被害にあった男里川橋梁の下り線は、この日は曲がっていた線路がまっすぐになっていました。



 下り電車の樽井駅入場シーンも見たくなったので、一つ難波寄りの岡田浦まで行って、樽井に戻ってきました。渡り線を使って3番線に入ってきています。



 駅から少し歩いて、樽井駅の下り場内信号機に接近しました。意外なことに1番線へのルートは使用停止されていませんでした。1番線に入場したら最後、先へも進めないし折返しもできないのに、どういう理由かわかりません。
 あと、3番線への入場は注意現示だけなので、通過はできません。

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 尾崎駅の下り場内信号機にも接近しました。これは既設の場内信号機のそばに仮設で建っていました。1番線と2番線へのルートです。

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 増発はされたものの、やはり元の輸送力には遠く及ばず、特急が走らないのも寂しいものですが、寒い中での復旧工事は大変でしょうし、十分に安全を期して行ってもらいたいです。

【2017/11/24追記】
11月23日(木)の始発より、上下線(複線)で通常ダイヤによる運転を再開しました。

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